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クレカ選び、ポイント還元などと同等にセキュリティを重視

クレジットカードを選択する上でセキュリティを重視するとの回答が9割を超えた。一方、クレジットカード会社がセキュリティ上の理由から取り引きを一時的に保留する措置の認知度は約6割にとどまる。

日本クレジットカード協会が、1月29日から30日にかけてクレジットカードに関する意識調査をインターネットで実施したもの。クレジットカードを保有する20歳から59歳の男女から、1032件の回答を得た。

同調査によれば、フィッシングサイトや偽決済フォームからクレジットカード番号などを抜き取られ、不正利用される被害について「よく知っている」との回答は33%。「なんとなく聞いたことがある(58.4%)」をあわせると91.4%で認知率は9割を超えた。

なりすましによるクレジットカードの不正利用を未然に防止するため、クレジットカード会社が利用者に利用内容の確認を取るまで一時的に取り引きを保留する「取引保留(セキュリティ保留)」を行うことがある。

こうした措置について、「よく知っている」との回答は15.0%だった。「なんとなく聞いたことがある(44.7%)」をあわせても約6割にとどまる。

(Security NEXT - 2020/03/30 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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