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顔認証による空港搭乗手続きで個人データ取扱ガイド - 国交省

国土交通省は、顔認証技術を用いた空港の搭乗手続き「One IDサービス」の導入に向けて、顔画像など個人データの取り扱いに関するガイドブックを取りまとめた。

同サービスは、国際線の出発手続きにおいて従来より目視で行っている本人確認を、顔認証技術で行うもの。手続きの際に搭乗券やパスポートの提示が不要となる。

同サービスでは顔画像情報を利用しており、個人データを事業者が厳格に管理する必要があるとして、同省では検討会を設置。事業者が同サービスを導入する際に、個人データの取り扱いについて配慮すべきポイントを同ガイドブックとして取りまとめた。

留意点として、利用目的を出国審査を除いた搭乗手続きに限定することや、対象を希望のみとし、従来通りの手続きも残すこと、原則24時間以内に消去することを定めた。また十分な理解を得られるよう、手続き方法や利用目的など説明し、同意を取得することなどを求めている。

(Security NEXT - 2020/03/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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