Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

VMwareの「vRealize Operations for Horizon Adapter」に深刻な脆弱性

VMwareは、「vRealize Operations for Horizon Adapter」に深刻な脆弱性が含まれているとしてアップデートをリリースした。

Windows向けに提供されている同ソフトウェアにおいて、3件の脆弱性が含まれていることが明らかとなったもの。

なかでも「CVE-2020-3943」については、4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。利用する「JMX RMIサービス」の構成に問題があり、リモートよりコードを実行されるおそれがある。共通脆弱性評価システムであるCVSSv3におけるベーススコアは「9.0」。

また認証のバイパスが行われる「CVE-2020-3944」が存在。CVSSv3におけるスコアは「8.6」で、1段階低い「重要(Important)」とレーティングされている。またCVSSv3のスコアが「5.3」で重要度「中」とされる情報漏洩の脆弱性「CVE-2020-3945」が判明した。

同社は、脆弱性に対処した「同6.7.1」「同6.6.1」をリリース。いずれの脆弱性も緩和策はなく、利用者へアップデートを呼びかけている。

(Security NEXT - 2020/02/20 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

Salesforceのローコード開発ツールに脆弱性 - 設定リスクの指摘も
構成管理ツール「Salt」に複数脆弱性 - 「クリティカル」も
「Kibana」に深刻な脆弱性 - 「Chromium」の既知脆弱性に起因
「IBM i」のFAX機能に権限昇格の脆弱性 - 修正パッチを提供
「GitHub Enterprise Server」に脆弱性 - アップデートを公開
米CISA、「AMI MegaRAC SPx」や「FortiOS」の既知脆弱性悪用を警告
「Firefox 140」がリリース - 脆弱性13件を解消
「FortiOS」などFortinet複数製品に脆弱性 - アップデートを
「Cisco ISE」に深刻な脆弱性、root権限奪取も - 修正版を公開
「NetScaler ADC/Gateway」にゼロデイ脆弱性 - 早急に更新を