2019年4Qの標的型攻撃メールは47件 - 情報提供の7割が「Emotet」
同四半期には、2017年後半より注目されているプラント関連への攻撃メールにおいて、日本語を用いた攻撃メールがはじめて確認された。
問題のメールでは、設備や部品のサプライヤーに対し、実在すると思われる開発プロジェクト名や事業者名を詐称。プラントに使用する資材の提案や見積もりを依頼する内容など、短期間で多岐にわたる文面のバリエーションを確認している。
同四半期に寄せられた情報提供のうち、7割がマルウェア「Emotet」への感染を目的としたメールに関するものだった。日本語のばらまき型メールとして、「Emotet」とは異なるマルウェアへの感染を目的としたメールも複数確認されている。
また同四半期には、「ビジネスメール詐欺(BEC)」に関する38件の情報提供があった。複数の国内外の組織に向けて、連続した攻撃が行われたと思われる痕跡について確認できた事例もあった。
(Security NEXT - 2020/01/31 )
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