2019年4Qの標的型攻撃メールは47件 - 情報提供の7割が「Emotet」
2019年第4四半期にサイバー情報共有イニシアティブ(J-CSIP)が把握した「標的型攻撃メール」は47件だった。約1000件寄せられた情報提供の7割が、「Emotet」に関するものだったという。
情報処理推進機構(IPA)が、同四半期におけるJ-CSIPの運用状況を取りまとめたもの。J-CSIPは、サイバー攻撃の被害拡大防止のため、情報共有と早期対応の場として、2011年10月に発足。現在は13の業界グループと249組織、および水道業界9組織、医療業界4団体で連携している。
同四半期に参加組織から寄せられた不審メールの情報提供は1042件。前四半期の235件を807件上回った。
このうち「標的型攻撃メール」と判断したものは47件。IPAが独自に入手した22件を含む40件について参加組織と情報共有を行っている。
(Security NEXT - 2020/01/31 )
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