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HDD破壊後に台数確認なく、異常気付かず - ブロードリンク

内訳を見ると、ハードディスク1286台やソリッドステートドライブ(SDD)1224台のほか、USBメモリやSDメモリカード、スマートフォン、タブレットなどが含まれる。

その間ブロードリンクで扱われた機器は321万2415台。顧客側でデータを消去した場合や、元従業員とは異なる拠点で処理されたケース、記憶領域がない機器などを除くと22万8832台となり、これらから持ち出された可能性がある。これら機器の処分を委託していた組織名については、調査中であることを理由に明らかにしていない。

同社では、オークションサイトなどで売却された機器の紹介画像にあるシリアル番号などを調査し、同社が扱った機器が3904台に含まれているか、照合作業を進めている。

また今回の問題では、実際に持ち出された台数はわかっておらず、他サイトやインターネット以外で売却していた場合は、さらに台数が膨らむことになる。元従業員はすでに逮捕されており、今後の捜査の行方が注目される。

(Security NEXT - 2019/12/12 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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