Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

KeyWe製スマートロックに深刻な脆弱性 - 更新未対応で修正できず

F-Secureは、KeyWe製の「スマートロック」に深刻な脆弱性が存在し、第三者によって容易に解錠が行われるおそれがあることを明らかにした。アップデートに対応していないため、機器を交換する以外に脆弱性を解消する方法はないという。

問題が明らかとなった「KeyWe Smart Lock」は、スマートフォンのアプリによる施錠や解錠に対応した一般住宅向けに提供されているいわゆる「スマートロック」。クラウドファンディングであるKickstarterを通じて資金調達を実施し、製品化を実現した。

Kickstarterより機器の提供を受け、分析を行ったF-Secureによれば、
同製品では、通信に「Bluetooth Low Energy(BLE)」を用いているが、設計上の問題で保護機能をバイパスすることが可能。

スマートロックとモバイルアプリ間の通信を傍受し、ロックを制御するパスワードを容易に入手して、第三者が解錠に利用できるという。

(Security NEXT - 2019/12/12 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「Firefox 125.0.1」をリリース、脆弱性15件を修正
「PAN-OS」脆弱性の詳細や悪用コードが公開済み - 攻撃拡大のおそれ
「PAN-OS」脆弱性、攻撃条件を修正 - 一部緩和策が「効果なし」に
Oracle、「Java SE」に関する脆弱性13件を修正
Oracle、四半期定例パッチを公開 - のべ441件の脆弱性に対応
WordPress向けプラグイン「InstaWP Connect」に脆弱性
Windows環境下の複数開発言語に脆弱性「BatBadBut」が判明
「Microsoft Edge」にアップデート - 「Chromium」の脆弱性修正を反映
「PHP」に複数の脆弱性 - セキュリティアップデートで修正
「GitLab」にセキュリティアップデート - 脆弱性4件を解消