Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「DDoS攻撃」の脅迫メール、国内組織にも - 新手法も活用

LINK11によれば、「DNS」「NTP」「CLDAP」のほか、2019年に入ってあらたに確認された「WS-Discovery」や「Apple Remote Management Service」といったプロトコルを用いたリフレクション攻撃が実際に行われるケースもあり、攻撃規模は60Gbpsに及ぶ可能性があるという。

ターゲットとなっているのは、ペイメントやエンターテイメント、小売などのセクター。ウェブサイトだけでなく、インフラなども標的にしていると同社は指摘している。

こうした状況を受け、JPCERTコーディネーションセンターは、脅迫メールを受信した場合も、攻撃者の要求には応じず、冷静に対応するよう呼びかけた。

また実際にDDoS攻撃が行われた場合に備え、攻撃への対策状況や対応体制について確認しておくことを推奨。

あわせて外部から接続できるサーバやインフラについて悪用や被害を防ぐため、使用するポートやサービスを制限するといった対策の検討を求めている。

(Security NEXT - 2019/10/31 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

国内インシデント、前四半期比9.4%増 - サイト改ざんが1.8倍
DDoS攻撃は減少するも、2カ月連続で300件超 - IIJレポート
IIJ、「Mirai亜種」解析ツールを無償公開 - C2や感染傾向を可視化
IPA、「情報セキュリティ10大脅威 2025 組織編」の解説書を公開
DDoS攻撃が前月比1.5倍、5カ月ぶりに300件超 - IIJレポート
DDoS攻撃に注意喚起、発生を前提に対策を - 政府
DDoS攻撃の観測数は微増、最大規模で約12Gbps - IIJ報告
「セキュリティ10大脅威2025」 - 「地政学的リスク」が初選出
2024年4Qのインシデントは約8%増 - 「FortiManager」脆弱性の侵害事例も
天気情報サイト「tenki.jp」にDDoS攻撃 - 断続的に障害