2019年3Qの脆弱性届け出が3割減 - 目立つウェブ関連
2019年第3四半期に情報セキュリティ早期警戒パートナーシップガイドラインを通じて届け出があった脆弱性は340件だった。前四半期を下回るものの、ウェブサイト関連の届け出が目立っており、その多くはクロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性だった。
情報処理推進機構(IPA)が、2019年第3四半期に届け出があった脆弱性の状況を取りまとめたもの。同四半期には340件の届け出があり、前四半期の497件から157件減少した。
内訳を見ると、ソフトウェア関連の脆弱性は62件で、前四半期の55件から増加した。
一方ウェブサイト関連は278件。前々四半期の約6倍と急増した前四半期の442件から164件の減少となったものの、30件から70件で推移したそれ以前の水準と比較すると、依然として多数の届け出が寄せられている。
脆弱性の届け出件数推移(グラフ:IPA)
(Security NEXT - 2019/10/28 )
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