Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

作業ミスで技能者の個人情報が閲覧可能に - 建設業振興基金

建設関連技能者の処遇改善を目指して官民で推進する「建設キャリアアップシステム(CCUS)」においてデータ登録に不具合があり、一部建設元請事業者に他社の建設現場に関する技能者情報が流出したことがわかった。

「建設キャリアアップシステム」は、技能に対する公正な評価や、工事品質の向上に受けて、建設技術者の就業実績や資格を登録できるシステム。官民が連携して推進しており、建設業振興基金が開発、運営を行っている。

同基金によれば、8月9日から20日にかけて一部の元請事業者が自社現場の就業データを閲覧すると、本来表示されない他社の現場で就業した技能者の個人情報が閲覧できる状態となっていた。同月19日に元請事業者からの問い合わせがあり、問題が判明、翌20日にシステムを停止した。

「建設キャリアアップシステム」において、就業履歴回数に応じて生じる現場利用料の請求データを補正する作業を8月9日と13日に委託先が行ったが、2149件に誤った元請事業者名を付加するミスがあったという。

(Security NEXT - 2019/10/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

採用職員の健診関連情報含む名簿を誤送信 - 奈良県
児童や保護者の個人情報含むファイルを保育施設にメール誤送信 - 龍ケ崎市
中学校特定生徒の個人情報を保護者連絡アプリで一斉送信 - 甲賀市
ML向けメールが社外へ、設定ミスなどで - オリコンNewS
フォーム閉鎖時の設定ミスで応募者情報が閲覧可能に - 文京区
資料スキャンのつもりが同報ファックスによる誤送信に - 印西市
中学校で生徒の面談内容を含む書類を誤配付 - 名古屋市
サマースクール保護者説明会の案内メールを誤送信 - 藤沢市
マイナカード交付通知書などを誤廃棄、流出は否定 - 静岡市
情報解禁前資料を第三者へメールで誤送信 - 読売テレビ