「FONルータ」がDDoS攻撃に悪用されるおそれ - 修正更新を実施
FONが提供する「FONルータ」が、不特定多数からのDNSクエリへ返答する「オープンリゾルバ」として動作していることが明らかとなった。
「FON2601E-SE」「FON2601E-RE」「FON2601E-FSW-S」「FON2601E-FSW-B」の「ファームウェアバージョン1.1.7」以下において、DNSによる不特定多数からの問い合わせへ応答するオープンリゾルバの状態となっていることが判明したもの。
DDoS攻撃の一種である「DNSリフレクション攻撃」の踏み台として悪用されるおそれがあり、「CVE-2019-6015」が採番されている。
同脆弱性は、アルテリア・ネットワークスの岡崎英喜氏がJPCERTコーディネーションセンターへ報告したもので、同センターが調整を実施した。FONではオンラインアップデートを実施する方針で、インターネット回線へ数時間接続することで修正されるとしている。
(Security NEXT - 2019/10/01 )
ツイート
PR
関連記事
セイコーエプソン製プリンタドライバに脆弱性 - 日本語以外の環境に影響
米当局、悪用が確認された脆弱性4件について注意喚起
「ConnectWise ScreenConnect」に脆弱性 - 修正版が公開
NETSCOUT「nGeniusONE」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
Python向けHTTPライブラリに脆弱性 - リクエストスマグリング攻撃のおそれ
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開
「GitHub Enterprise Server」に複数脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIA製GPUドライバに複数の脆弱性 - 権限昇格やDoSのおそれ