Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Flash Player」に2件の深刻な脆弱性 - アップデートをリリース

Adobe Systemsは、「Adobe Flash Player」における複数の深刻な脆弱性へ対処したセキュリティアップデートをリリースした。

20190911_as_001.jpg
アップデートをリリースしたAdobe Systems

解放後のメモリへアクセスする「Use After Free」の脆弱性「CVE-2019-8070」や、同一オリジンメソッド実行の脆弱性「CVE-2019-8069 」へ対処したもの。悪用されると、実行中のユーザー権限でコードを実行されるおそれがある。

「Windows」「macOS」「Linux」のいずれも影響があり、重要度は3段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」。悪用は確認されていない。

同社は「Windows」や「macOS」「Linux」およびブラウザ同梱版の最新版として「同32.0.0.255」をリリースした。

「Linux」以外に関しては適用優先度を3段階中2番目にあたる「2」とレーティング。30日以内を目安にアップデートするよう呼びかけている。「Linux」に関しては3番目にあたる「3」としており、任意のタイミングでアップデートするよう求めた。

(Security NEXT - 2019/09/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Roundcube」にアップデート - 前バージョンの不具合を解消
Trend Microの暗号化管理製品にRCEや認証回避など深刻な脆弱性
マルウェア対策ソフト「ClamAV」に深刻な脆弱性 - パッチが公開
脆弱性スキャナ「Nessus」のWindows版エージェントに複数脆弱性
「Veeam Backup & Replication」に深刻な脆弱性 - アップデートで修正
「IBM Backup, Recovery and Media Services for i」に権限昇格の脆弱性
米当局、Linuxカーネルの脆弱性悪用に注意喚起
「Chrome」にアップデート - 3件のセキュリティ修正
「NetScaler ADC」「同Gateway」に深刻な脆弱性 - 早急に対応を
Trend Micro「Apex Central」に深刻な脆弱性 - 修正パッチをリリース