新種ランサム118%増、再流行の兆候 - PowerShellマルウェアは5.6倍に
2019年第1四半期は、あらたなランサムウェアが118%増加した。マカフィーが取りまとめたもので、再流行の兆しを見せている。
同社によれば、同四半期は1分あたり平均504件のあらたな脅威を検出。なかでもランサムウェアは118%増となり、増加の傾向を示している。また仮想通貨(暗号通貨)を発掘するマルウェアも29%の増加となった。
JavaScriptベースのマルウェアは13%減少。一方PowerShellベースのマルウェアは、前四半期比460%増を記録した。IoTデバイスを標的としたマルウェアのサンプルについても10%増加しており、IoTマルウェアの合計サンプル数は過去1年間で154%増加した。
マルウェア全体では、あらたなサンプルは35%増加した。ただし、モバイルデバイスを対象としたマルウェアのサンプルは15%減少している。
(Security NEXT - 2019/10/04 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
ランサム被害が前年比約1.5倍 - バックアップ取得も復元に難あり
2022年はランサム攻撃が前年比21%減 - 後半で増加傾向も
VPN経由でランサム攻撃 - 多要素認証の一時停止中に侵入
2022年マルウェアの被害届出が約3倍に - 8割弱が「Emotet」
2022年のサイバー攻撃、前年比38%増 - 教育分野への攻撃増加
取材や講演会依頼装う標的型攻撃 - 「コロナで中止」とつじつま合わせ
ランサム検知数が前年の約2.8倍に - カスペまとめ
「サイバーセキュリティ」認知度5割届かず - 3割弱が対策未実施
国内組織の3割強が過去3年間にランサム被害 - 暴露予告や関係者への通知で圧力
警察へのランサム被害報告、1年で倍増 - 目立つ「VPN機器」経由の侵入