Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

AirMacのファームウェアに複数脆弱性 - コード実行のおそれ

Appleが提供するAirPort(AirMac)のファームウェアに複数の脆弱性が含まれていることが明らかとなった。脆弱性を修正したファームウェアが提供されている。

「同Extreme 802.11ac」「同Time Capsule base stations 802.11ac」のファームウェアにおいて、8件の脆弱性が明らかとなったもの。

脆弱性によって影響は異なるが、「CVE-2019-8578」「CVE-2019-8572」など悪用されると、リモートよりコードを実行されるおそれがあるほか、サービス拒否やメモリリークが生じる可能性がある。

また予期せずソースルーティングされたIPv4パケットを受け入れる脆弱性「CVE-2019-8580」や、工場出荷時の状態にリセットしてもすべてのユーザー情報が削除されない「CVE-2019-8575」なども明らかとなっている。

同社では、脆弱性を修正した「同7.9.1」をリリースした。同アップデートで修正された脆弱性は以下のとおり。

CVE-2018-6918
CVE-2019-7291
CVE-2019-8572
CVE-2019-8575
CVE-2019-8578:
CVE-2019-8580
CVE-2019-8581
CVE-2019-8588

(Security NEXT - 2019/06/04 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「macOS」にアップデート - 多数脆弱性を解消
「Node.js」に脆弱性 - 各ブランチ向けにアップデート
「Microsoft Edge」にアップデート - ゼロデイ脆弱性を解消
「Chromium」や「SAP NetWeaver」の脆弱性悪用に警戒を - 米当局が注意喚起
IDと公開鍵を紐づける「OpenPubkey」に署名検証バイパスのおそれ
月例アドバイザリを公開、「クリティカル」含む新規16件 - SAP
OpenTextの監視ツールに脆弱性 - 権限昇格やPW不正変更のおそれ
IoT向けDB「Apache IoTDB」に脆弱性 - 4月の更新で修正済み
Adobe13製品にアップデート - クリティカル脆弱性を修正
Apple、「iOS/iPadOS 18.5」で30件以上の脆弱性へ対応