Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ウェブ改ざんへの政府対応、サーバ集約を加速

※本記事はメールマガジン「3分で読める! 今週のITセキュリティ」2009年5月15日号に掲載されたものです。

2009年は事故前提社会「自覚の年」

5月8日に第21回情報セキュリティ政策会議が開催された。同会議は、内閣官房長官を議長とし、政府における情報セキュリティ政策の基本戦略の策定や、それにともなう評価など実施する組織だ。今回、2009年度最初の開催となることから、内閣官房情報セキュリティセンター(NISC)では12日、記者向けに説明会を開催した。

情報セキュリティ基本計画は、中長期計画として3年ごとの方針を決定するもので、2006年にスタートした第1次情報セキュリティ基本計画は、2008年度で満了を迎えている。「第2次情報セキュリティ基本計画」パブリックコメントを経て今年2月に決定しており、2009年度は次なるステップにおいて最初の年にあたる。

今回の会議では、セキュア・ジャパン2008など昨年度までの政策実施について評価を行うとともに、年次計画である「セキュア・ジャパン2009案」について取りまとめられた。

2008年度は、計画された施策について89%にあたる157が実施に移された。これまでのこうした施策について報告書では、情報セキュリティ対策に対する取り組みの認識を高めるなど一定の成果を上げたとして評価。一方で情報漏洩の発生やIT利用に対する不安の高まりなど、対策の必要性は一層増している状況で、さらなる取り組みの具体的を求める内容となった。

(Security NEXT - 2009/05/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

手術情報含むデータ移管用USBメモリが所在不明 - 倉敷中央病院
Atlassian、前月更新で脆弱性46件を修正 - クリティカル9件含むも影響は限定的
NVIDIAのAI基盤「NeMo Framework」に複数脆弱性 - 修正版が公開
「Trend Micro Apex One」のEDR機能に脆弱性 - パッチは2026年1月に公開
約4万件の脆弱性から分析、2025年の危険な「脆弱性タイプ」トップ25
データ管理システムで設定ミス、顧客情報が閲覧可能に - ピラティス専門店
システムやECサイトで攻撃検知、関連性は未確認 - タカラスタンダード
相談内容など2198件含む報告書をメールで誤送信 - 名古屋市
不正アクセスで医療従事者情報などが流出か - 富士フイルムメディカル
保管していた国勢調査関係書類が一部所在不明、検査過程で判明 - 福岡市