Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

総務省、JPRSに「.jp」ドメインの適切な管理を要請 - 不適切利用問題受け

属性型ドメインが無関係の組織に利用された問題を受け、総務省は、国別トップレベルドメイン「.jp」の管理を行う日本レジストリサービス(JPRS)に対し、同ドメインの適切な管理、運用を要請した。

2002年に山梨大学医学部として統合された旧山梨医科大学が以前に利用していたドメイン「yamanashi-med.ac.jp」が、まったく関係ない第三者によって取得され、アダルトサイトに利用される問題が発生したことを受けた措置。

本来「ac.jp」ドメインは、高等教育機関や学校法人のみに利用が制限されており、登録申請者は資格要件を満たしていなかったが、「.jp」ドメインの登録、管理業務を行う同社において、資格要件の確認もれがあったという。

総務省は、組織の種別ごとに区別された属性型ドメインについて、インターネット利用者は、ドメインを信頼した上で情報にアクセスしていると指摘。同社に対して「.jp」ドメインの信頼性確保に向けた取り組みの強化を要請した。

(Security NEXT - 2019/05/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

従業員メルアカに不正アクセス、スパム踏み台に - 組込機器メーカー
「PAN-OS」を狙う「Operation MidnightEclipse」 - 3月下旬より展開
フィッシングURLが前月比約84%増 - 使い捨てURLを悪用
メールアドレスでスペルミス、異なる宛先に誤送信 - JA福岡信連
フィッシング報告が前月比約35%減 - 悪用URLは約23%増
「電気料金未払い」と不安煽りクレカ情報だまし取るフィッシング
J-CSIP、2023年4Qは脅威情報15件を共有 - 巧妙なフィッシングの報告も
テスト用アカウントに不正アクセス、スパム踏み台に - 出水市
主要上場企業のDMARC導入が加速 - 本格運用はドメイン全体の5%未満
1月のフィッシング、独自ドメイン使用する送信元メアドが増加