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2019年1Qはインシデントが増加 - 「スキャン」「マルウェアサイト」など

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インシデントの割合(グラフ:JPCERT/CC)

インシデントの内容を見ると、稼働状況の調査や脆弱性の探索、侵入の試行などを行う「スキャン」が2165件で全体の43.5%を占めた。前四半期の1677件から29%増と大きく上昇した。

次いで多かったのは「フィッシングサイト」で1753件。全体の35.3%にあたる。前四半期の1560件から12%増となった。

「ウェブサイト改ざん(229件)」「マルウェアサイト(136件)」「DoS/DDoS(13件)」と続く。なかでも「マルウェアサイト」は前四半期比81%増と目立って増加した。

「標的型攻撃」は6件。すべての月で報告が寄せられた。「制御システム関連」については、前四半期から引き続き報告はなかった。

(Security NEXT - 2019/04/12 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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