NVIDIA、「Jetson TX1/TX2」向けにアップデート - 脆弱性13件に対処
NVIDIAは、「Jetson TX1」「同TX2」向けにセキュリティアップデートをリリースした。
今回のアップデートは、「NVIDIA Tegra Linux Driver Package(L4T)」における「Jetson TX1」「同TX2」の脆弱性あわせて13件に対処したもの。脆弱性を悪用されるとコードの実行や、サービス拒否、権限の昇格、情報漏洩などが生じるおそれがあるという。
共通脆弱性評価システムである「CVSS v3」においてスコアが8.8とレーティングされた信頼できないポインタデリファレンスの脆弱性「CVE-2018-6269」をはじめ、重要度が4段階中2番目の「重要」にあたる脆弱性が8件含まれる。
同社では、脆弱性へ対処した「L4T Driver Package R28.3」を公開しており、ダウンロードして適用するよう呼びかけている。

「Jetson TX1」「同TX2」において対象となる脆弱性とアップデート(表:NVIDIA)
(Security NEXT - 2019/04/04 )
ツイート
PR
関連記事
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開
「GitHub Enterprise Server」に複数脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIA製GPUドライバに複数の脆弱性 - 権限昇格やDoSのおそれ
トレンドの法人向け複数製品に脆弱性 - アップデートで修正
「Erlang/OTP」に深刻なRCE脆弱性 - 概念実証コードも公開済み
「GitLab」に5件の脆弱性 - 最新パッチで修正
「SonicOS」にリモートよりDoS攻撃を受けるおそれ - 修正版を公開
NVIDIAのAI開発フレームワーク「NeMo」に3件の脆弱性