Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

MS、機械学習活用したSIEM「Azure Sentinel」を発表 - 「Office 365」とも簡単連携

マイクロソフトは、機械学習を活用したクラウドベースのSIEMサービス「Azure Sentinel」をリリースした。あわせて企業のセキュリティ対応を支援する「Microsoft Threat Experts」を発表している。

20190301_ms_003.jpg
記者説明会に登壇した同社コーポレートバイスプレジデントのFrank X. Shaw氏とサイバーセキュリティ担当CVPのAnn Johnson氏

「Azure Sentinel」は、オンプレミスやクラウドにかかわらず、ネットワークやサーバ、ユーザーにおけるセキュリティ関連ログなどを同社クラウドサービスである「Azure」上に収集、同社機械学習を用いて分析できるサービス。

機械学習を活用し、ノイズとなる情報をフィルタリングしつつ、収集した情報を相関分析し、利用環境におけるアクティブな脅威について可視化できるとしている。

「Azure Monitor」を活用しており大量のデータを分析処理することが可能。クラウドネイティブのサービスのため、利用したリソースのみコストが発生し、必要に応じてスケールアップを行える。

20190301_ms_005.jpg
分析したデータをもとに相関関係など脅威を可視化することが可能(画像:MS)

(Security NEXT - 2019/03/01 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「SOAR」を展開する印Anlyzを買収 - トレンド
FortinetのSIEM製品にローカル環境より悪用可能な脆弱性
脆弱性DB「JVN iPedia」への登録、2Qは2325件 - 前四半期から1455件減
今年も人気、Interop Tokyoの「ShowNet」 - 外部接続は1Tbps超
手動依存の脱却目指した新プラットフォーム「Cortex XSIAM」を発表 - パロアルト
主要PCメーカーが採用する「InsydeH2O UEFI」に脆弱性 - 侵害されると影響大
情シス担当者、「ゼロトラストを理解している」21%
「Log4Shell」への攻撃、少なくとも12月初頭より展開 - PoC公開以前についても確認を
Siemensの「Nucleus RTOS」に13件の脆弱性が判明
SIEMによる従業員の異常行動分析を支援 - ALSI