Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Drupal」に深刻なRCEの脆弱性 - 早急に脆弱性対応を

コンテンツマネジメントシステム(CMS)の「Drupal」にリモートよりPHPコードの実行が可能となる深刻な脆弱性が明らかとなった。影響を受ける環境では、早急な対処が求められる。

フォーム以外で送信されるデータに対し、一部フィールドタイプで正しく検証処理が行われておらず、PHPコードの実行が可能となる脆弱性「CVE-2019-6340」が明らかとなったもの。重要度は5段階中もっとも高い、「高クリティカル(Highly Critical)」とレーティングされている。

「同8」のコアに含まれる「RESTful Web Services」を有効化し、「PATCH」や「POST」によるリクエストを受け入れている場合や、外部とAPI連携するウェブサービスモジュールを導入している場合、影響を受けるおそれがある。

開発チームは、脆弱性へ対応した「同8.6.10」「同8.5.11」をリリース。「同7」のコアは影響を受けないが、モジュールのアップデートが必要となる場合がある。また緩和策としてウェブサービスモジュールの無効化などが案内されている。

(Security NEXT - 2019/02/22 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

Acronisのデータバックアップ用インフラ製品に深刻な脆弱性 - すでに悪用も
組込システムの検証テストツール「NI VeriStand」に複数脆弱性
SonicWall、「Blast-RADIUS」の緩和策でアドバイザリ
「Spring Cloud Data Flow」に深刻な脆弱性 - アップデートが公開
「BIND 9」の脆弱性、関連機関がアップデートを強く推奨
「Telerik Report Server」に深刻な脆弱性 - 最新版へ更新を
「VMware ESXi」「vCenter Server」に脆弱性 - 修正パッチが公開
Oktaのウェブブラウザ向けプラグインにXSS脆弱性
「GitLab」にセキュリティアップデート - 脆弱性6件を修正
米当局、「Twilio」や「IE」の脆弱性悪用に注意呼びかけ