Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

セキュリティ製品の警告画面と思いきや単なるウェブコンテンツ - 古典的な詐欺に注意を

セキュリティ対策製品の警告画面などをまねたコンテンツをウェブサイト上で配信し、迷惑ソフトをインストールさせたり、購入を迫る攻撃が確認されている。

トレンドマイクロによれば、同社製品をはじめ、一般に広く流通するセキュリティ対策製品を詐称し、警告画面を偽装したコンテンツをウェブサイト上で配信しているケースが確認されたという。

問題のコンテンツは、セキュリティ製品のユーザーインタフェースを模した画面で「お使いのPCがウイルスに感染しています」「脅威が検出されました」といった画像を表示。

HTMLで記載されたコンテンツをウェブサイトで配信する古典的な手法で、マルウェアの検索など一切行っておらず、あらかじめ攻撃者が用意した画像や文字列がブラウザ上で表示されただけに過ぎないが、セキュリティ製品が警告表示したウィンドウやダイアログのデザインをまねることにより、あたかもマルウェアが検出されたかのように演出していた。

20190219_tm_001.jpg
セキュリティ製品を偽った画面(画像:トレンドマイクロ)

(Security NEXT - 2019/02/19 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

1年で不正サイトへのアクセス7億件をブロック - 前年から4割増
サポート詐欺被害でイベント参加者名簿が流出の可能性 - 山口市
高校教諭がサポート詐欺被害、私用PC内に個人情報 - 広島県
先週の注目記事(2024年2月25日〜2024年3月2日)
テスト用アカウントに不正アクセス、スパム踏み台に - 出水市
サポート詐欺被害、PCを遠隔操作される - 足立東部病院
サポート詐欺への対応不備で長野県教委に行政指導 - 個情委
県立高教諭が「偽警告」被害、第三者が業務用端末を遠隔操作 - 長野県
サポート詐欺でPC遠隔操作、個人情報流出の可能性 - 堺市体育館
個情委がTVアニメ「進撃の巨人」とコラボ - 名簿流出防止を呼びかけ