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ウェブ上の電話番号に潜む危険 - 「Googleマップ」や「Wikipedia」経由で詐欺誘導

RSAでは、「Googleマップ」においてインドのCanara銀行の電話番号が、まったく関係ない第三者の電話番号に差し替えられていることを確認した。

同社Fraud & Risk Intelligenceにおいてジェネラルマネージャーを務めるAlon Shmilovitz氏は、犯罪者へ電話をかけさせることを狙った「リバースヴィッシング」であると指摘する。

類似の改ざん被害は、2月に入り「Wikipedia」でも確認された。SANS Instituteのセキュリティ研究者であるRob VandenBrink氏が、Wikipediaにおいて複数のページがヴィッシング詐欺のために書き換えられていたとの報告を受けたことを明らかにしている。

リモートアクセスツールとして知られるマルウェア「SpyEye」の項目において、参照項目を利用して外部サイトへ誘導。サポート電話詐欺が行われていた。「Wi-Fi」「Computer」のほか、複数の項目で同様に改ざんされていたという。

(Security NEXT - 2019/02/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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