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「北海道じゃらん」に攻撃、個人情報流出か - フィッシング攻撃も

リクルートが発行する旅行情報誌「北海道じゃらん」の関連サイトが、サイバー攻撃を受けたことがわかった。会員の個人情報が流出した可能性もあるとして調査を進めている。

リクルートによると3月19日8時ごろ、「北海道じゃらん」において攻撃を検知したもの。調査を行ったところ、アンケートへ回答したり、スタンプラリーへ参加するために同サイトへ登録した会員最大10万4000人分の個人情報が外部へ流出した可能性があることが判明した。

氏名、性別、生年月日、住所、電話番号、メールアドレス、ニックネーム、ハッシュ化されたパスワードのほか、婚姻状況や職業など任意で入力された情報も対象となる。ただし、クレジットカード情報や金融機関の口座情報は保有していないとし、対象に含まれない。

同社では同サイトの機能を停止。侵害された原因や影響の範囲など詳細を調べている。今回被害が確認された「北海道じゃらん」は、同社が運営する宿泊施設の予約サイト「じゃらんnet」とは異なるサイトとしている。

また「北海道じゃらん」をかたる「なりすましメール」が確認されており、情報などをだまし取るフィッシング攻撃の可能性もあるとして注意を呼びかけた。

同サイトにおいて他サービスと同じパスワードを使いまわしていた場合は、他サービスにおけるパスワードを変更するよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2025/03/21 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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