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貸金庫取引を装った詐欺メールに注意喚起 - 三菱UFJ銀

三菱UFJ銀行は、貸金庫取引を装ったメールを送付し、暗証番号などの個人情報を詐取しようとする事案が報告されているとして、注意を呼びかけた。

同行によれば、第三者が同行の貸金庫取引を装ってメールを送付し、外部サイトへ誘導。暗証番号などの個人情報を詐取しようとするフィッシング攻撃が確認されているという。

メールで貸金庫取引に関する連絡を行うことはないと同行は説明。類似したメールを受け取った場合も、暗証番号をはじめ、重要な情報を入力しないよう注意を呼びかけている。

同行では、支店貸金庫の管理責任を担う行員が立場を利用し、練馬支店、玉川支店の貸金庫から顧客の資産を窃取していたことが10月31日に判明。11月22日に事態を公表している。

同行員は犯行を認めており、同行では懲戒解雇とした。供述では、2020年4月から2024年10月にかけて契約者約60人の資産を窃取。被害額は十数億円にのぼると見られる。

問題の発覚を受けて同行では監督官庁へ報告。警察に相談しつつ、調査を進めている。

(Security NEXT - 2024/11/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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