Appleをかたるフィッシング攻撃が増加中 - 「支払情報更新」など偽装
Appleのユーザーを標的としたフィッシング攻撃の報告が増えているとして、フィッシング対策協議会が注意喚起を行った。
同協議会によれば、「Apple ID」の更新を装ったり、実際は存在しない支払いが発生したように見せかけるフィッシング攻撃が発生しているもの。メールを送りつけて不安を煽り、偽サイトへ誘導していた。
フィッシングメールでは、「Apple IDの支払い情報を更新」「サブスクリプションの有効期限がまもなく終了」「Appleよりご注文に関する重要なお知らせ」「Apple からの領収書です」など少なくとも9種類が利用されている。
誘導先のフィッシングサイトでは、「Apple ID」のアカウントに用いているメールアドレスや電話番号、パスワードのほか、クレジットカード情報などをだまし取ろうとしていた。
3月5日の時点でフィッシングサイトの稼働が確認されており、閉鎖に向けて同協議会ではJPCERTコーディネーションセンターへ調査を依頼。類似した攻撃が展開されるおそれがあるとして注意を呼びかけている。
同協議会は、フィッシングサイトに正規サイトなどのデザインが盗用されることも多く、見分けることは非常に困難であると指摘。普段からメールやSMS内のリンクはクリックせず、あらかじめ設定したブックマークや公式アプリよりアクセスするよう呼びかけている。
(Security NEXT - 2025/03/05 )
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