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「McAfee DXL」に複数の脆弱性 - サービス拒否や情報漏洩のおそれ

セキュリティ製品を統合する「McAfee Data Exchange Layer(DXL)」に複数の脆弱性が含まれていることがわかった。

同製品の「DXLブローカープラットフォーム4.1.2」および以前のバージョンが、2018年8月に明らかとなったIPフラグメントの処理に起因してサービス拒否に陥るおそれがあるLinuxカーネルの脆弱性「CVE-2018-5391」や、「OpenSSH」における情報漏洩の脆弱性「CVE-2018-15473」の影響を受けることが明らかとなったもの。

さらにサイドチャネル攻撃を受け、プライベートキーを復元されるおそれがあるOpenSSLの脆弱性「CVE-2018-0737」も含まれるという。

同社は、DXLブローカーアプライアンス上のライブラリを更新するホットフィクスを用意。回避策はなく、「同4.1.2 HF1 Version 4.1.2.115」へアップデートすることを強く推奨している。

(Security NEXT - 2019/02/07 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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