WP用プラグインの開発者サイトに不正アクセス、顧客にメール - 元従業員が侵入か
コンテンツマネジメントシステム(CMS)の「WordPress」向けに提供されているプラグイン「WPML」の開発者が不正アクセスを受けたことがわかった。
同ソフトは、日本語をはじめ、複数言語に対応するマルチリンガルサイトを構築するためのOnTheGoSystems製有償プラグイン。
「同プラグインにはセキュリティ上の欠陥がある」などと指摘するメールが、プラグインの購入者に対して同社経由で送りつけられたという。
問題のメールでは、攻撃者はプラグインの利用者を名乗り、同社サイトでも利用されていた同プラグイン経由でメールを送信することが可能となったと主張。プラグインの脆弱性を強調した。
今回の問題に対して同社は、ウェブサイトが1月13日の週に侵害されたことを認め、攻撃を行ったのは元従業員で、SSHの古いパスワードや過去にのこしたバックドアを利用したものだと経緯を説明。
(Security NEXT - 2019/01/31 )
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