Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Cisco SD-WANソリューション」に深刻な脆弱性

「Cisco SD-WANソリューション」に深刻な脆弱性が含まれていることが明らかとなった。

20190124_cs_001.jpg
深刻な脆弱性が判明した「Cisco SD-WANソリューション」(画像:Cisco)

「同18.4.0」より以前のバージョンで動作する「vSmartコントローラソフトウェア」の「vContainer」に関する処理に、バッファオーバーフローの脆弱性「CVE-2019-1651」が明らかとなったもの。深刻度は4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

認証されたリモートの攻撃者によって悪意のある「vContainerインスタンス」のファイルを送信することで、脆弱性を悪用することが可能。サービス拒否を引き起こしたり、root権限でコードを実行されるおそれがあるという。

脆弱性の判明を受けて、同社では脆弱性を修正するアップデートを用意。同社が運用するホストにのみ影響があり、利用者の求めに応じて同社側でアップデートを行うため、最新版を利用するには同社のサポート窓口に連絡を取る必要がある。

(Security NEXT - 2019/01/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

Fortinet「FortiOS」既知脆弱性の悪用を確認 - 認証回避のおそれ
Atlassian、前月更新で脆弱性46件を修正 - クリティカル9件含むも影響は限定的
NVIDIAのAI基盤「NeMo Framework」に複数脆弱性 - 修正版が公開
「Trend Micro Apex One」のEDR機能に脆弱性 - パッチは2026年1月に公開
約4万件の脆弱性から分析、2025年の危険な「脆弱性タイプ」トップ25
「LangChain」に深刻な脆弱性 - APIキー流出のおそれ
Fortraの特権アクセス管理製品「BoKS」に脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIAのロボティクス基盤「Isaac Launchable」に深刻な脆弱性
「Frappe Framework」「ERPNext」にXSS脆弱性 - 管理者権限奪取のおそれ
DigiEver製NVRの脆弱性悪用に注意 - 米CISAが警告