Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

3カ月連続でフィッシング報告が増加 - URL件数は過去最悪

2018年12月は、1カ月間にフィッシングサイトで悪用されたURLの件数が過去最多となった。攻撃者はフィッシングメールの文面やURLなどを次々と変化させているという。

フィッシング対策協議会によれば、2018年12月に同協議会へ寄せられたフィッシングの報告は、前月比232件増となる1884件。2018年10月以降3カ月連続で上昇している。

一方、誘導先となるフィッシングサイトのURLは、前月から163件増加して1259件だった。これまで最多だった2017年9月の1212件を上回り、過去最多となった。

悪用されたブランド件数は1件増となる37件。「Apple」や「Amazon」のほか、クレジットカード会社を装うフィッシングの報告が多数寄せられたという。

なかでも、「Apple」「Amazon」のフィッシングでは、メールの文面やURLをたびたび変化させており、セキュリティ製品の検知を逃れるおそれがある可能性があるとして、同協議会では注意を呼びかけている。

20190107_ap_001.jpg
フィッシングの報告やURL件数の推移(発表をもとに作成)

(Security NEXT - 2019/01/07 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

国内外子会社が相次いでサイバー攻撃の被害 - ジャノメ
京都市内で顧客預託書類632件を発見、経緯不明 - 日本郵便
プラネックス製モバイルルータ「ちびファイ4」に脆弱性
システム障害が発生、原因や影響を調査 - 黒金化成
「JVN iPedia」の脆弱性登録、2四半期連続で1万件超
「Docker Compose」にパストラバーサル脆弱性 - 修正版を公開
「Firefox」にセキュリティアップデート- UAF脆弱性を修正
資産管理製品「IBM MAS」に深刻な脆弱性 - 修正を強く推奨
製造業向けシステム「DELMIA Apriso」の脆弱性攻撃に注意 - 直近3カ月で3件
オープンスクール申込者の個人情報が閲覧可能に - 群馬の中等教育学校