MS月例パッチ修正の脆弱性、複数APTグループがゼロデイ攻撃に悪用か
同社では、Windowsカーネルにおいて権限の昇格が生じるゼロデイ脆弱性「CVE-2018-8453」「CVE-2018-8589」を報告し、10月以降の月例セキュリティ更新で解消されているが、これら脆弱性と比較しても今回修正された「CVE-2018-8611」は、より危険な脆弱性であると指摘。
同脆弱性が、APTグループであるロシアの「FruityArmor」や、最近捕捉した「SandCat」など、複数の攻撃グループによって悪用された可能性があると分析している。
また「SandCat」に関しては、同脆弱性とあわせて、「FinSpy」「WingBird」などの別名でも知られるスパイウェア「FinFisher」やトロイの木馬「CHAINSHOT」などを悪用していたという。
(Security NEXT - 2018/12/13 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開
「GitHub Enterprise Server」に複数脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIA製GPUドライバに複数の脆弱性 - 権限昇格やDoSのおそれ
トレンドの法人向け複数製品に脆弱性 - アップデートで修正
「Erlang/OTP」に深刻なRCE脆弱性 - 概念実証コードも公開済み
「GitLab」に5件の脆弱性 - 最新パッチで修正
「SonicOS」にリモートよりDoS攻撃を受けるおそれ - 修正版を公開
NVIDIAのAI開発フレームワーク「NeMo」に3件の脆弱性