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複数無線LAN製品に脆弱性「BLEEDINGBIT」 - TI製BLEチップに起因、医療機器にも影響か

同社はTIに対して6月に脆弱性を報告、CiscoやArubaに対しても7月に報告を行った。「CVE-2018-16986」に関しては、TIがアップデートを用意。「CVE-2018-7080」について、Armisでは「OAD機能」を無効化する緩和策を挙げている。またCiscoやArubaもこれら問題に対してアドバイザリをリリースし、対応を進めている。

Armisでは、影響を受ける製品として以下の製品を挙げているが、問題のBLEチップは、インスリンポンプやペースメーカーなど医療機器のほか、多くのIoT機器で利用されており、影響が拡大するおそれもあるとして、同社では調査を続けているという。

Cisco 1800i Aironet Access Points
Cisco 1810 Aironet Access Points
Cisco 1815i Aironet Access Points
Cisco 1815m Aironet Access Points
Cisco 1815w Aironet Access Points
Cisco 4800 Aironet Access Points
Cisco 1540 Aironet Series Outdoor Access Point
Meraki APs (RCE vulnerability):
Meraki MR30H AP
Meraki MR33 AP
Meraki MR42E AP
Meraki MR53E AP
Meraki MR74
Aruba series 300 APs

20181102_cc_001.jpg
「CVE-2018-16986」の影響を受けるベンダー(表:CERT/CC)

(Security NEXT - 2018/11/02 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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