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マルウェア画像のFAX送信で受信端末乗っ取る「Faxploit」 - 複合機踏み台にネットワーク攻撃のおそれも

同研究者は、ファックスの利用状況について、政府のほか、医療業界、法律、銀行業務など機密性が高い業務で利用されるケースも多く、一部は規制や業務上の制約から利用せざるえない業界もあると指摘。

今回の発表で日本の国内事情にも触れ、テクノロジーの最先端にある国である一方、ほぼすべての組織がファックスを所有し、個人でも45%にのぼるなど広く利用されている点を紹介している。

今回の攻撃では電話回線が内部ネットワークへ侵入する経路となるため、研究者は対策として最新のファームウェアがリリースされていないか確認し、アップデートを実施するよう推奨。

また複合機といったファックスの受信端末を、機密情報を扱うアプリケーションやサーバとは別のネットワークセグメントに設置するなど、他デバイスから隔離することを挙げている。

(Security NEXT - 2018/09/12 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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