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深刻化するセキュリティ人材不足、金脈はゲーマーにあり?

一方で、同氏はその道のりが決して簡単であるとは考えていないと説明。

ゲーマーの常識にとらわれない行動には、ゲームプレイを優位に進めるため、チート行為やライバルプレイヤーに対してDDoS攻撃を行うなど、犯罪行為に及ぶケースもある。

こうした常識にとらわれない問題解決の思考こそ、サイバー攻撃者の行動を分析する上で役立つ知識でもあり、コインの表と裏といった関係だ。

米国ではすでに全犯罪の53%がサイバー犯罪に関連。2021年には被害額が6兆ドルに及ぶと試算されるなど、さらなる被害の深刻化が予想されており、対抗するセキュリティ人材を確保するにはあらたな解決方法を見いだす必要があると同氏は強調。

200万人にも及ぶ人材不足に対し、従来の考え方で対処することは難しく、ゲーマーにおいて、セキュリティ対策のマインドセットをいかに育てていくかが課題だると述べた。

(Security NEXT - 2018/08/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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