Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ESETのエンドポイント用インストーラーに脆弱性 - 最新版の利用を

キヤノンITソリューションズ(CITS)が提供するESET製セキュリティ対策ソフトのインストーラーに脆弱性が含まれていることがわかった。

「ESET Smart Security」や「ESET Internet Security」「ESET NOD32アンチウイルス」など、法人や個人向けに提供しているクライアント向けソフトウェアのインストーラーにおいて、検索パスに問題があり、意図しないライブラリファイルを読み込む脆弱性「CVE-2018-0649」が含まれる。

また法人向けに提供している暗号化製品「DESlock Plus Pro」についても同様の脆弱性が存在。脆弱性が悪用されると任意のコードを実行されるおそれがある。

いずれもWindows版のみ影響があり、Mac OSやAndroidは対象外。また影響を受けるのはインストーラーのみとしており、すでに導入済みの環境は影響を受けない。

同脆弱性は、NTTコミュニケーションズの東内裕二氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告したもので、JPCERTコーディネーションセンターが調整を実施した。

CITSでは、2018年7月18日10時ごろに脆弱性を修正したインストーラーを公開。旧インストーラーを削除し、最新のインストーラーを利用するよう注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2018/07/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

サードパーティ製ソフトに起因する脆弱性7件を修正 - Atlassian
「MS Edge 124」がリリース、脆弱性17件を修正
「PAN-OS」脆弱性への攻撃、国内でも被害報告
「ClamAV」にクリティカルパッチ - サービス拒否の脆弱性など修正
「PAN-OS」のアップデートが公開 - 旧版にも順次提供予定
「PAN-OS」脆弱性、攻撃条件を修正 - 一部緩和策が「効果なし」に
「PAN-OS」脆弱性に対する攻撃が増加 - コマンドで悪用試行を確認可能
「PAN-OS」脆弱性の詳細や悪用コードが公開済み - 攻撃拡大のおそれ
WP向けメールマーケティングプラグインにSQLi脆弱性
HashiCorpのGo言語向けライブラリ「go-getter」に脆弱性