「iOS 11.4」では「EFAIL」含む脆弱性35件に対処
Appleは、スマートデバイス向けの最新OS「iOS 11.4」において、CVEベースで35件の脆弱性を修正したことを明らかにした。

「iOS 11.4」の詳細を明らかにしたApple
今回のアップデートでは、公開当初、修正内容を明らかにしていなかったが、情報を更新し、修正内容を明らかにしたもの。
WebKitに関する脆弱性12件を修正したほか、「カーネル」「メッセージ」「Siri」において、それぞれ関連する脆弱性3件を解消した。
さらにセキュリティに関する脆弱性5件を修正。このうち1件は、「EFAIL」とされる「S/MIME」の処理に起因する脆弱性「CVE-2018-4221」で、同脆弱性に加え「メール」における「MIME」処理の脆弱性「CVE-2018-4227」に関しても対処した。これら含め、CVEベースであわせて35件の脆弱性に対応している。
今回修正された脆弱性は以下のとおり。
CVE-2018-4100
CVE-2018-4188
CVE-2018-4190
CVE-2018-4192
CVE-2018-4198
CVE-2018-4199
CVE-2018-4201
CVE-2018-4202
CVE-2018-4204
CVE-2018-4211
CVE-2018-4214
CVE-2018-4215
CVE-2018-4218
CVE-2018-4221
CVE-2018-4222
CVE-2018-4223
CVE-2018-4224
CVE-2018-4225
CVE-2018-4226
CVE-2018-4227
CVE-2018-4232
CVE-2018-4233
CVE-2018-4235
CVE-2018-4237
CVE-2018-4238
CVE-2018-4239
CVE-2018-4240
CVE-2018-4241
CVE-2018-4243
CVE-2018-4244
CVE-2018-4246
CVE-2018-4247
CVE-2018-4249
CVE-2018-4250
CVE-2018-4252
(Security NEXT - 2018/06/04 )
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