数百機種のAndroidデバイスにマルウェア - ファームウェアレベルで混入
アドウェアはファームウェアレベルでインストールされたドロッパーのペイロードで、ドロッパーがどのような経緯でデバイスに実装されたのか経緯についてはわかっていない。ドロッパーは強力な難読化が施されており、消去は困難で、スパイウェアやランサムウェアなどアドウェア以外をダウンロードすることも可能だという。
Avastでは、今回の問題についてGoogleへ報告済みで、Googleでも対応に乗り出しているという。今回の問題についてメーカー側も把握していないとし、マルウェアがプリインストールされた新型デバイスの出荷が続いていると指摘。解決にはセキュリティベンダー、Google、OEMメーカーによる業界全体の連携が不可欠であるとしている。
同社は、セキュリティ対策アプリでドロッパーによってインストールされるアドウェアの検知、アンインストールまでは行えるものの、ドロッパーそのものの無効化はパーミッションの問題で実施できないと説明。
Google Playプロテクトが有効であると指摘するとともに、設定画面のなかから「CrashService」「ImeMess」「Terminal」の名称が付けられたドロッパーを見つけ、アプリページで無効化する方法を案内している。
(Security NEXT - 2018/05/25 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
「Grafana」にクリティカル脆弱性 - なりすましや権限昇格のおそれ
ファイル転送サーバ「SolarWinds Serv-U」に脆弱性 - 「クリティカル」も複数
米当局、「Chromium」ゼロデイ脆弱性に注意喚起 - 派生ブラウザも警戒を
エプソン製プロジェクターに脆弱性 - 310機種に影響
「NVIDIA DGX Spark」に複数脆弱性 - 重要度「クリティカル」も
「Apache Druid」のCookie署名に脆弱性 - アップデートをリリース
Atlassian、2025年10月の更新で脆弱性39件を修正
MFA基盤管理製品「RSA AM」にセキュリティアップデート
「LogStare Collector」に複数の脆弱性 - 最新版へ更新を
「Apache Syncope」に脆弱性 - 内部DB構成でPW特定のおそれ

