「日本郵便」偽装サイトへのアクセス、1週間で2500件以上 - 豪郵便公社も被害
「日本郵便」のアンケートサイトを装う悪質なウェブサイトが確認された問題で、複数ドメインが利用され、広告経由で誘導されていたことがわかった。海外でも、まったく同じ手口の郵便事業者を装う攻撃が展開されている。

偽装サイトの一例
トレンドマイクロによれば、同社では日本郵便を装う攻撃を4月2日前後より把握。
不正広告を利用して、少なくとも3種類のドメイン上に設置されたアンケートサイトに誘導。これらサイトを経由し、最終的には同じ詐欺サイトに誘導していたという。
同社クラウド基盤における統計では、3月26日から4月2日までの1週間に国内から2500件以上のアクセスが行われていた。同社の製品利用者に限った数字であり、さらに多くのユーザーが誘導された可能性もある。
日本郵便を装ったケースでは、アプリをインストールさせる攻撃も確認されているが、同社が確認したケースでは、最終的な誘導先は「詐欺サイト」だったという。
(Security NEXT - 2018/04/05 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
政府、ISP経由で国内Emotet感染者に注意喚起
カード会社装い「緊急のご連絡」と不安煽るフィッシング
フィッシングサイト、「偽Microsoft」が最多 - 「偽楽天」は3Qに急増
ECサイトのフィッシングサイトが前月比1.7倍に - BBSS報告
1月のフィッシング報告大幅増、4万件超に - 「Amazon」関連が6割
「JNSA賞」が発表、フィッシングハンターのKesagataMe氏ら受賞
「情報セキュリティ10大脅威 2021」が決定 - 研究者が注目した脅威は?
2020年3Qフィッシング、前四半期の約4分の3に - RSAまとめ
2020年2Qのフィッシング攻撃は3割減、国内ホストは32件 - RSA調査
「ウイルスバスター」のメインテナンス通知を装う偽メールに注意