Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

不正アクセス事件の検挙件数が前年比3割増 - 被疑者は10代、動機は「好奇心」が最多

2017年に警察庁へ報告された不正アクセスの認知件数は、前年比35%減となる1202件だった。一方検挙件数は約36%増となる648件。「仮想通貨交換業者などでの不正送信」による被害なども報告されている。

不正アクセス法違反の認知件数は、1202件で前年の1840件から大幅に減少した。「オンラインバンキングにおける不正送金」が442件で最多。

ワンタイムパスワードの導入などが信用金庫や農協にも拡大し、前年の1305件から約3分の1に縮小。被害額は約10億8100万円で2016年の16億8700万円を大きく下回った。

内訳は法人が5億8400万円、個人が4億9700万円。法人における被害額は、1億4900万円増となったが、個人における被害が大幅に減少したことが影響した。

20180322_np_002.jpg
不正アクセスの認知件数推移(グラフ:警察庁)

(Security NEXT - 2018/03/22 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

2024年の不正アクセス届出166件 - 脆弱性や設定不備が標的に
先週注目された記事(2025年2月23日〜2025年3月1日)
中小企業4社に1社でインシデント被害 - 約7割で「取引先に影響」
先週注目された記事(2025年1月26日〜2025年2月1日)
先週注目された記事(2024年12月29日〜2025年1月4日)
先々週注目された記事(2024年12月22日〜2024年12月28日)
先週注目された記事(2024年11月17日〜2024年11月23日)
先週注目された記事(2024年11月3日〜2024年11月9日)
先週注目された記事(2024年10月6日〜2024年10月12日)
先週注目された記事(2024年9月8日〜2024年9月14日)