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偽の仮想通貨「SpriteCoin」で忍び寄るランサムウェア - 収益性高いと吹聴

同ファイルを誤って実行すると、希望するパスワードを作成するよう要求されるが、実際にはブロックチェーンをダウンロードすることなく、対象ユーザーのファイルを暗号化していた。さらにブラウザの認証情報へアクセスを試みるという。

同ランサムウェアは、復号化にあたり仮想通貨「Monero」による支払いを要求。さらに復号化の過程で証明書を取得したり、画像の解析、ウェブカメラの起動など、複数の機能を備えた別のマルウェアに感染させようとしていた。

同社では、SpriteCoinに関する正規の情報を見つけることはできず、攻撃の口実としてでっち上げられた実在しない仮想通貨であると分析。興味を引く言葉でマルウェアへ感染させるソーシャルエンジニアリングが使われているとして、注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2018/01/31 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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