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北朝鮮の攻撃グループ「HIDDEN COBRA」、国内で活動した形跡

米政府の注意喚起後、複数の主要セキュリティベンダーに対して行った取材では、日本国内において目立った攻撃はいずれも確認されていなかったが、今回、国内において攻撃が観測されていたことが明らかとなり、あらためて同グループの攻撃活動へ注意を払う必要が出てきている。

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寺下氏

FortiGuard Labsでセキュリティストラテジストを務める寺下健一氏によると、米政府が公開した情報をもとにマルウェアの活動状況について調査を実施したところ、国内において「FALLCHILL」の活動を確認した。

同氏によれば、「FALLCHILL」は、唯一日本から活動が確認され、同社において11月19日から翌20日にかけて15件を検知していたという。

一方バックドアである「Volgmer」については、DHSの調査でも多く感染が確認されたインドにおいて感染活動を観測したものの、国内においては未検知だった。

(Security NEXT - 2017/12/20 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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