Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

MS、2017年最後の月例セキュリティ更新 - 脆弱性32件を修正

マイクロソフトは、2017年最後となる月例のセキュリティ更新を公開した。「Adobe Flash Player」の脆弱性を除き、CVEベースで32件の脆弱性へ対処している。

20171213_ms_001.jpg
アップデート情報を確認できるマイクロソフトのセキュリティ更新プログラムガイド

今回のアップデートは「Windows」や同社ブラウザの「Internet Explorer」「Microsoft Edge」をはじめ、「Office」「Exchange Server」「ChakraCore」における脆弱性に対処した。同日公開された「Adobe Flash Player」の脆弱性に対しても、アップデートを実施している。

脆弱性の最大深刻度を見ると、4段階中もっとも高い「緊急」の脆弱性が19件、次いで深刻度が高い「重要」が13件だった。

脆弱性によって影響は異なるが、23件の脆弱性に関しては、リモートよりコードを実行されるおそれがあるという。また「権限の昇格」「情報漏洩」「なりすまし」「セキュリティ機能のバイパス」といった問題へ対処したという。

今回修正された脆弱性は以下のとおり。

CVE-2017-11885
CVE-2017-11886
CVE-2017-11887
CVE-2017-11888
CVE-2017-11889
CVE-2017-11890
CVE-2017-11893
CVE-2017-11894
CVE-2017-11895
CVE-2017-11899
CVE-2017-11901
CVE-2017-11903
CVE-2017-11905
CVE-2017-11906
CVE-2017-11907
CVE-2017-11908
CVE-2017-11909
CVE-2017-11910
CVE-2017-11911
CVE-2017-11912
CVE-2017-11913
CVE-2017-11914
CVE-2017-11916
CVE-2017-11918
CVE-2017-11919
CVE-2017-11927
CVE-2017-11930
CVE-2017-11932
CVE-2017-11934
CVE-2017-11935
CVE-2017-11936
CVE-2017-11939

(Security NEXT - 2017/12/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Cisco ASA」狙うゼロデイ攻撃、5月に複数政府機関で確認
「MS Edge 141」がリリース - 12件の脆弱性を解消
「Termix」のDockerイメージにSSH認証情報が流出するおそれ
米当局、脆弱性5件の悪用に注意喚起 -10年以上前の「Shellshock」関連も
「Django」に複数の脆弱性 - 修正アップデートを公開
「Firefox」に複数脆弱性 - アップデートが公開
Mozilla、最新版ブラウザ「Firefox 134」を公開 - 複数の脆弱性を修正
「Firefox 135」がリリースに - 脆弱性11件を解消
「Firefox 135.0.1」がリリース - 脆弱性1件を解消
「Firefox 136」がリリース - ESR版では「クリティカル」脆弱性を修正