Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

JPCERT/CC、新種ランサム「Bad Rabbit」で注意呼びかけ - 被害対応依頼の窓口などアナウンス

新種ランサムウェア「Bad Rabbit」の感染活動が確認された問題で、国内にも被害が広がる可能性があることから、JPCERTコーディネーションセンターでは注意喚起を行うとともに対応窓口をアナウンスしている。

今回の攻撃では、正規ウェブサイトなどからマルウェア配布サイトへ誘導。「Adobe Flash Player」のインストーラーに見せかけて、「Bad Rabbit」のドロッパーをダウンロードさせていた。FireEyeでは、日本国内において同ランサムウェアのドロッパーを早い段階から検知しているという。

JPCERTコーディネーションセンターでは、同ランサムウェアの発見や被害の報告、被害対応依頼などを受け付けるインシデント報告の窓口をあらためてアナウンス。同ランサムウェアに注意するよう呼びかけている。

また同センターでは「Bad Rabbit」に関する情報収集を引き続き実施し、分析など実施した上であらためて注意喚起を実施する予定。

(Security NEXT - 2017/10/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

個情委、人事労務サービスのMKシステムに行政指導 - 報告は3000件超
初期侵入から平均62分で横展開を開始 - わずか2分のケースも
サイバー攻撃で狙われ、悪用される「正規アカウント」
JPCERT/CCが攻撃相談窓口を開設 - ベンダー可、セカンドオピニオンも
警察庁が開発した「Lockbit」復旧ツール、複数被害で回復に成功
ランサムリークサイト、年間約4000件の投稿 - 身代金支払うも約2割で反古
先週注目された記事(2024年3月3日〜2024年3月9日)
先週の注目記事(2024年2月25日〜2024年3月2日)
ランサムウェア「ALPHV」、医療分野中心に被害拡大
経営者が想定すべきインシデント発生時のダメージ - JNSA調査