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「Flash Player」へのゼロデイ攻撃、「BlackOasis」が関与か - 「FinFisher」感染狙い

攻撃を通じて最終的に感染させようとしていた「FinFisher」は、英Gamma Groupが法執行機関や諜報機関向けに提供している。

「ポリスウェア」などと呼ばれることもある監視ツールのひとつだが、同社では、非民主的な政府組織へ提供したことなども指摘されており、非難を浴びている。

Kaspersky Labによれば、「BlackOasis」は、マイクロソフトが9月の月例セキュリティ更新で修正した、「.NET Framework」に関するゼロデイ脆弱性「CVE-2017-8759」についても悪用。いずれの攻撃においても最終的に感染するマルウェアが同じコマンド&コントロール(C&C)サーバを利用していた。

さらに攻撃グループは、今回の「CVE-2017-11292」を含め、「FinFisher」へ感染させることなどを目的として、2015年より少なくとも5種類のゼロデイ脆弱性を悪用したことがわかっているという。

(Security NEXT - 2017/10/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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