MS、脆弱性80件を月例パッチで解消 - すでにゼロデイ攻撃も
「.NET Framework」において、リモートよりコードを実行されるおそれがある脆弱性「CVE-2017-8759」については、ゼロデイ攻撃が確認されている。
細工されたドキュメントやアプリケーションなどを開き、脆弱性が悪用された場合、システムの制御を奪われるおそれがある。同脆弱性に対し、マイクロソフトでは、信頼されていない入力を検証する方法を変更することで脆弱性へ対処した。
また「Device Guard」において、セキュリティ機能をバイパスされる脆弱性「CVE-2017-8746」や、「HoloLens」の「Broadcomチップセット」においてリモートよりコードを実行されるおそれがある脆弱性についてもすでに公開済みだという。マイクロソフトでは、これら2件の脆弱性に関しては、悪用される可能性は低いとの見解を示している。
また同日公開された「IE」および「Edge」に同梱されている「Adobe Flash Player」についてもアップデートを実施。Adobe Systemsでは、これら同梱版について、特に脆弱性の影響が大きいとしており、早期のアップデートを呼びかけている。
(Security NEXT - 2017/09/13 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
QNAP製NASのOSに複数脆弱性 - アップデートで修正
監視ツール「WhatsUp Gold」の深刻な脆弱性、詳細が明らかに
「Microsoft Edge」にアップデート - 脆弱性2件を解消
「WordPress」のメンテ機能を提供するプラグインにRCE脆弱性
先週注目された記事(2024年12月1日〜2024年12月7日)
「Django」にセキュリティアップデート - 複数の脆弱性を修正
「Apex One」「Apex Central」に脆弱性 - ホットフィクスやOS設定で対応を
SonicWall製VPN製品「SMA 100シリーズ」に複数の脆弱性
Java向けHTTPクライアントライブラリのCookie管理に深刻な脆弱性
「Cisco NX-OS」に不正イメージを起動できる脆弱性