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エネルギー産業狙う攻撃グループ、年頭より攻撃活発化 - 制御システムへのアクセス狙う

攻撃グループは、以前よりトロイの木馬「Karagany」を利用しているほか、ほかの攻撃では利用された形跡が見られない独自のバックドア「Heriplor」をエネルギー産業に対する攻撃においてのみ、一環して利用しているという。

また従来の攻撃は情報収集が中心と見られるが、最近の攻撃では制御システムに対してアクセスできる機能を潜在的に備えていた。Symantecでは今後、破壊や制御などに利用される可能性があるとして警鐘を発している。

攻撃グループの詳細は不明。ゼロデイ脆弱性などを利用しておらず、汎用的なマルウェアや、攻撃先で現地調達できる一般的なツールを利用することで、証跡を隠していた。コードにはロシア語やフランス語なども含まれるが、ダミーの可能性もあるという。

(Security NEXT - 2017/09/07 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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