「セキュリティ質問」まで奪う「偽Apple」 - 1週間で2500件超の偽メールを観測
フィッシングの手口を見ると、送信元を「Appleサポート」と偽装するも、メールアドレスにはAppleと無関係で3月に取得されたばかりのドメイン「vera-clod.com」を利用していた。
本文では、「24時間以内」に手続きをしないとアカウントが無効になる」との記載で受信者を焦らせ、リンクから外部サイトへ誘導。
誘導先のURLには、短縮URLを使用していたほか、最終的なランディングページには、Appleの関連サイトに見せかけるため、「sign.in」「appleid」「apple.com」などの文字列が含まれている。Appleのフィッシングに関しては、フィッシング対策協議会にも短縮URLを用いたケースが多数報告されている。
フィッシングサイトでは、偽のサインインページでアカウント情報を詐取すると、アカウントがロックされているなどと説明。さらに遷移したページで、氏名や電話番号、クレジットカード情報のほか、Appleが本人確認に利用する「セキュリティ質問」などの情報も収集していた。
(Security NEXT - 2017/08/28 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
2Qの個人「サポート詐欺」相談は912件 - 検挙後に減少
6月はフィッシング報告が減少、証券関連影響 - URLは増加
PyPI上に不正コード含む「num2words」 - 開発者がフィッシング被害
草津市指定管理者の運営2サイトが改ざん被害 - 偽警告を表示
インシデントが前四半期比37.3%増 - サイト改ざんが約2.4倍
一部利用者でメールアドレスが変更される被害 - So-net
学生や教職員のアカウント情報が暗号化被害 - 東海大
婚活イベント情報サイトから情報流出 - フィッシング調査から判明
【特別企画】使える「脅威インテリジェンス」とは - 単なる情報ソースで終わらせないために
RSSフィードが改ざん、外部サイトのリンク混入 - リョーサン菱洋HD