Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Foxit Reader」にゼロデイ脆弱性2件 - 公表受けて方針転換、修正へ

PDFビューワーソフト「Foxit Reader」に、未修正の脆弱性2件が含まれていることがわかった。Foxit Softwareでは、当初脆弱性を修正しない方針だったが、脆弱性の公表を受け、修正に向けて準備を進めているという。

20170821_zd_001.jpg

トレンドマイクロ傘下のZero Day Initiative(ZDI)が公表したもの。

URLが正しいかチェックしておらず、細工したファイルやページを閲覧させることでリモートよりコードの実行が可能となるコマンドインジェクションの脆弱性「CVE-2017-10951」が存在。

またスタートアップフォルダに不正なファイルを書き込める「CVE-2017-10952」が含まれる。

脆弱性は、6月にZDIがFoxitへ報告したが、デフォルトで有効化されている「保護モード」を利用していれば影響を受けないとして、Foxitでは修正しない方針をZDIへ伝えていた。

(Security NEXT - 2017/08/21 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

指定管理者がファイルを取り違え、個人情報を誤掲載 - 熊本市
「Ghostscript」の脆弱性に注意 - 3月と5月の更新で修正済み
「Splunk Enterprise」に複数脆弱性 - アップデートで修正
クラウドストレージでデータ流出や消失被害 - ビルコム
フィッシング対策協議会、「フィッシング対策ガイドライン」を改訂
労務管理サービスの個人情報流出 - 調査結果を公表
「Foxit PDF Reader」の警告画面に問題 - 悪用する攻撃も
利用する労務管理クラウドで関連ファイルが流出 - イオングループ会社
GitLab、アップデートを公開 - 脆弱性7件を修正
ドメイン名やDNSを学べる漫画冊子を教育機関に無償配布 - JPRS