カスペ、2016年度は258万台からランサム検知 - 暗号化型が1.6倍
Kaspersky Labは、2016年度におけるランサムウェアの検知状況について取りまとめた。検知したランサムウェアにおいて、暗号化型の割合は増加しているという。
同社製品から収集した脅威情報をもとに、ランサムウェアの検知状況について取りまとめたもの。2016年度は258万1026台の端末でランサムウェアを検知。前年度の231万5931台から11.4%増加している。
検知したランサムウェアのうち、データを暗号化して復号キーと引き替えに金銭を要求する「暗号化型」のランサムウェアが占める割合は44.6%で、前年度から13.6ポイント上昇。暗号化型ランサムウェアの検知台数を見ると115万2299台で、前年度の71万8536台から1.6倍へと拡大した。
一方、Android端末を対象としたランサムウェアの検知台数は13万232台で、前年度の13万532台から4.6%減少した。
検知したマルウェアに占めるランサムウェアの割合が高かった国は「トルコ(7.9%)」「ベトナム(7.5%)」「インド(7.1%)」などで、日本も6%で6番目に割合が高かったという。
マルウェア検出においてランサムウェアの割合が高い上位10カ国は以下のとおり。
1位:トルコ
2位:ベトナム
3位:インド
4位:イタリア
5位:バングラデシュ
6位:日本
7位:イラン
8位:スペイン
9位:アルジェリア
10位:中国
(Security NEXT - 2017/07/28 )
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