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インシデントと向き合うSOC、快適な労働環境作りに注力するベンダー

2000年よりSOC事業を展開しており、7月20日にリニューアルしたJSOCの開所式を控えるラックも同様に使い勝手重視のデザインを採用した。

セキュリティ監視という性質上、メンバー以外は役員であっても入所できない厳しい制限がくわえられるSOCだが、機材設置前の7月初旬にごく限られたメディアのみセンター内部への入所が許可され、見学する機会を得た。白を基調とした明るいカラーリングに、目にも優しい間接照明を配置するなど印象的なデザインを採用している。

残念ながら、具体的な情報は開所式まで非公開であり、現時点で規模や様子については紹介できないが、特注のデスクや疲れにくい新型のオフィスチェア、情報共有しやすいよう工夫されたデスクの配置など、いかに快適な環境で作業が行えるかという観点で構築されている。

セキュリティ人材不足が叫ばれている。人間工学などに基づき、従業員の働きやすさにフォーカスしたオフィスは、業務効率の改善だけでなく、優秀な人材の確保を視野に入れた「労働環境作りのひとつ」と捉えることもできるだろう。

人材の獲得合戦は今後さらに過熱する可能性もある。こうした動きはセキュリティベンダーに限らず、社内にSOCを設置したいと考えるユーザー企業にも参考になるのではないだろうか。

(Security NEXT - 2017/07/19 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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