Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

WP向けプラグイン「Social Login」に認証回避の脆弱性

コンテンツマネジメントシステム(CMS)の「WordPress」向けに提供されているプラグイン「Social Login」に深刻な脆弱性が明らかとなった。

同ソフトウェアは、クラウドサービスやSNSのアカウントなどを用いたいわゆる「ソーシャルログイン」の機能を追加するプラグイン

「同5.9.0」および以前のバージョンに、トークンで返されるユーザーの確認が不十分である点に起因し、認証を回避できる脆弱性「CVE-2024-10961」が明らかとなったもの。

攻撃者がメールアドレスを把握しており、対象ユーザーがトークンを提供するサービスに既存アカウントを持っていない場合に悪用されるおそれがあるという。

CVE番号を採番したDefiantのWordfenceでは、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「9.8」と評価し、重要度を4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングしている。

現地時間11月24日の時点で脆弱性を修正するパッチはリリースされておらず、一時公開が中止されている。Defiantではプラグインの使用を停止し、代替手段を検討することなども挙げている。

(Security NEXT - 2024/11/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「React」脆弱性、実証コード公開 - 悪用リスクが上昇
サイバー攻撃で顧客管理システムのPWが流出 - 車検チェーン店
放課後児童クラブでメール誤送信 - 個人情報印刷時に第三者へ
5支店で個人情報含む伝票を紛失、誤廃棄の可能性 - 興能信金
サポート詐欺で遠隔操作ツールをインストール - 和歌山の休日診療所
「GitLab」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
2026年1月開催の「JSAC2026」、参加登録がスタート
「Chrome 143」を公開 - 重要度「高」4件含む脆弱性13件に対応
「Next.js」にセキュリティアップデート - 「React」脆弱性が影響
「Apache HTTPD」にアップデート - 脆弱性5件を解消